シドゥメン村から、カランガッサムの首都アンラプラ（Amlapura）や、トゥガナン（Tenganan）、チャンディダサ（Candidasa）に向かう時、時々、このプトゥン（Putung）という小さな村を通る道を選びます。
　シドゥメン村をイサー（Iseh）、スラット（Selat）方面に北上し、スラットのT字路で左折。道なりにシブタン（Sibetan）方面に進む途中、ドゥダ（Duda）という地区の分かれ道を、直進し、プトゥンからマンギス方面に向かう道に入ります。

　路面は悪く、途中、つんのめりそうな坂道もあります。主人の運転するオートバイの後ろに乗っていても、ずるずると前に滑り寄ってしまうほどの傾斜があり、なお、道路には、ぼこぼこと穴が空いています。
　以前は、観光の小型バスなども、この道を通りましたが、現在は、路面の状態が悪く、路肩では水道工事を行っているため、また、途中、建築中の建物があり、その資材が道路にはみ出して置かれていたりするため、小型自動車でも、通れないこともあるかも知れません。

　ただ、この道は、シドゥメン村からマンギス（Manggis)方面に抜けるには便利な道でもあり、そして、天気が良ければこんな景色も見えます。

　少しかすんでいますが、良く晴れた日は絶景です。

　マンギス方面に近づくにつれ、道路のコンディションも良くなります。

　山の上から見下ろす、パダンバイ（Padanbai）、チャンディダサ(Candidasa)の海は、見ていて飽きません。海上には、伝統的な漁船ジュクン（jukung）や観光船、石油を運ぶタンカー、ロンボクへ向かうフェリーなども往来しています。
　振り返れば、畑用に斜面を刻まれた丘陵が重なり、森から椰子の木林へ、林から水田へと、徐々に海へと緑が続いて行く景観は、素晴らしいものです。

　プトゥンとは、バリ語で「切れる」という意味ですが、「子供のいない」「継承者のない」という意味もあるそうです。カランガッサムの政府観光局のホームページによると、霊感や神意を得るために、人々が瞑想などに訪れた場所である、ようですが、確かに、そういった自然の力の濃厚な素晴らしい場所ですね。

　もし、この方面にお出かけになるときは、お天気に注意し、小型の車やオートバイなどで、北の山側から海方面へ抜けるルートを選ぶと良いと思います。通れない、と思ったら、引き返す余裕と勇気も必要です。大雨の後や、雨が降っている時などは、道が滑りやすく、景色も見えず、道路が陥没し、滑落している部分もありますから、お勧めできません。
　もしくは、マンギスの方面から景色の良いところまで登って、引き返す、という方法もありますね。
　どうしても行って見たくなった方、どうぞ気をつけて～！

まだまだ見所いっぱい
クルンクン、カランガッサム地方に関する記事の一覧です。
シドゥメン村より出発　トランスポート、車のチャーター

カランガッサム観光局のホームページ（英語、インドネシア語）
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