大使館メールマガジンが届きましたので、転載させていただきます。
以下メールの内容です＊＊＊＊

大使館メールマガジン（２０１０年１０月）

【目　次】
１．日インドネシア閣僚級経済協議の開催について
２．福山官房副長官とマルティ・インドネシア外務大臣の会談
３．スリンＡＳＥＡＮ事務総長の訪日
４．ハノイにおけるＡＳＥＡＮ関連首脳会議の開催について
５．平成２２年度イスラム寄宿塾教師招へい壮行会の実施
６．平成２２年度日本ＮＧＯ連携無償資金協力案件署名式
７．航空業務に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の付表の改正に関する外交上の交換について
８．眞知子・クスナエニ氏に対する勲記・勲章伝達式
９．ジャカルタ日本祭り終わる
１０．「第３７回東南アジア青年の船」事業の開始
１１．京都府ジョグジャカルタ特別州友好提携２５周年記念及び「ジョグジャ・ジャパン・ウィーク」
１２．１１月文化事業（国際交流基金ジャカルタ日本文化センター催事）
１３．１１月のインドネシア国内総領事館の行事について

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１．日インドネシア閣僚級経済協議の開催について
　１０月１４日（木）、飯倉公館において、日・インドネシア閣僚級経済協議が開催され、日本側より、前原誠司外務大臣、大畠章宏経済産業大臣、馬淵澄夫国土交通大臣、藤村修厚生労働副大臣他、インドネシア側より，ハッタ・ラジャサ経済担当調整大臣、マリ・エルカ・パンゲストゥ商業大臣、モハマッド・ヒダヤット工業大臣、ダルウィン・ザヘディ・サレー・エネルギー・鉱物資源大臣、ギタ・ウィルヤワン投資調整庁長官他が出席した。本件経済協議は、両国の複数の経済閣僚が始めて一堂に会する形で実施され、日インドネシア間の経済関係全般にわたり本格的に意見交換が行われたもので、今後の両国経済関係のレベルアップの契機となることが期待される。協議では、主として、（１）対インドネシア投資促進、及びインフラ整備、（２）資源・エネルギー協力、（３）経済連携協定（ＥＰＡ）について、広範かつ具体的に意見交換が行われた。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fta/j_asean/indonesia/ij_kk101014.html

２．福山官房副長官とマルティ・インドネシア外務大臣の会談
　ＡＳＥＡＭ首脳会談出席のためベルギーを訪問している菅総理に同行している福山官房副長官は、１０月４日、マルティ・ナタレガワ・インドネシア外務大臣とブリュッセル王宮内で会談を行い、日インドネシア関係の連携を深めていくこと、バリ民主主義フォーラムでの協力等について意見の一致を見ました。詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.id.emb-japan.go.jp/fukuyama_j.html

３．スリンＡＳＥＡＮ事務総長の訪日
　スリン・ピッスワンＡＳＥＡＮ事務総長は、外務省賓客として、１０月２０日から２３日まで日本を訪問しました。訪日中は、菅総理、仙石官房長官への表敬訪問、前原外務大臣、大畠経産大臣との会談などを行い、日本とＡＳＥＡＮの協力関係をより一層強化していくことが確認されました。また、スリン事務総長の訪日により、メディアを通じ、日本国民のＡＳＥＡＮに対する理解を促進させる上でも成果が得られました。概要についてはこちらをご覧下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/j_asean/slin_1010.html

４．ハノイにおけるＡＳＥＡＮ関連首脳会議の開催について
　１０月２９日から３０日まで、ベトナム・ハノイでＡＳＥＡＮ関連首脳会議（日ＡＳＥＡＮ首脳会議、ＡＳＥＡＮ＋３首脳会議、東アジア首脳会議等）が開催され、日本から菅総理が出席されました。各首脳会議の概要は以下の通りです。

（１）日ＡＳＥＡＮ首脳会議
　菅総理より、ＡＳＥＡＮの連結性強化へのオールジャパンによる支援、２００３年に採択された東京宣言及び日ＡＳＥＡＮ行動計画の改定、及び日本のＡＳＥＡＮ地域への協力として「経済関係の強化」「環境・気候変動」「防災」「人と人との交流」の４分野の具体的施策につき言及した。これに対し、ＡＳＥＡＮ側より、日ＡＳＥＡＮ関係の強化における日本のリーダーシップの重要性について述べられ、２０１１年の第１４回日ＡＳＥＡＮ首脳会議での採択を目指し、新たな宣言と行動計画の改定作業の開始が決定された。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20101029_234918.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20101031_170802.html

（２）ＡＳＥＡＮ＋３首脳会議
　菅総理より、２０１５年のＡＳＥＡＮ共同体構築に向けて、ＡＳＥＡＮ連結性強化を初め積極的に支援していきたい旨述べた。これに対し、各国首脳から、ＡＳＥＡＮ＋３の枠組みが、東アジア共同体の基礎となる東アジア地域協力の中心的な枠組みである旨発言があり、ＡＳＥＡＮが地域メカニズム及びアーキテクチャーの中心的役割を担うことが再確認された。さらに、ＡＳＥＡＮ＋３の枠組におけるチェンマイイニシアティブのマルチ化及びＥＡＦＴＡ（東アジア自由貿易圏）などの経済・金融協力、食料安全保障、緊急米備蓄制度の構築、防災協力、エネルギー協力、教育などについて話し合われた。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/asean+3/shuno_13th.html

（３）東アジア首脳会議（ＥＡＳ）
　管総理より、ＥＡＳへの米露の参加を支持し、両国の参加を契機に、従来の経済分野における取組を発展させ、政治・安全保障分野での取組をより一層強化していきたい旨述べた。他の参加国からも、米露のＥＡＳ参加を歓迎する発言があり、来年から正式に米露の参加を要請することが決定された。本会議には、クリントン米国務長官、ラブロフ露外相が特別ゲストとして参加し、両国からＥＡＳへの参加が表明された。さらに、ＥＡＳ５周年記念に関する「ハノイ宣言」が採択された。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eas/shuno_5th.html

５．平成２２年度イスラム寄宿塾教師招へい壮行会の実施
　日本政府は、教育分野における日インドネシア間の交流及び相互理解を促すため、イスラム寄宿塾（プサントレン）教師１１名を１０月１２日から２３日の日程で日本に招へいしました。
　イスラム寄宿塾一行は、仏教界の指導者との意見交換やホームステイを行ったほか、東京及び関西の学校への訪問、有識者との意見交換、伝統文化体験、防災関連施設の視察などを行いました。
　帰国した参加者からは、日本人の持つ清潔さ、時間厳守、規律正しさなどの日本の美徳に感銘を受けたという意見が多く寄せられたほか、今回の訪日を通じて得られた知識や経験をプサントレンで活かしていきたいとの意欲が示されました。
　本事業は、今年で７年目（７回目）になり、これまでの６回で計７１名のイスラム寄宿塾教師が日本を訪問しました。なお、プサントレン教師代表団の日本への出発に先立ち、１０月１２日、塩尻大使主催の壮行会が大使公邸で開催されました。

６．平成２２年度日本ＮＧＯ連携無償資金協力案件署名式
　１８日、在インドネシア日本国大使館において、平成22年度日本ＮＧＯ連携無償資金協力案件「インドネシアにおけるナンヨウアブラギリの複合的利用による環境保全型地域開発（第３期）（供与限度額４３２，７８３米ドル）に係る契約書への署名式が執り行われました。
本案件の実施により、非常に乾燥し、荒れ地が多く、また貧困層も多く住むシッカ県において、荒れ地の緑化と同時に、住民参加型で地域開発が進められることが期待されています。

７．航空業務に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の付表の改正に関する外交上の交換について
　１０月１８日（月）、航空業務に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の付表の改正に関する外交上の公文の交換が行われました。
　今回の付表の改正は、２０１０年４月に行われた両国の航空当局間協議の結果を踏まえ、日本の指定航空企業が運営する路線について、インドネシア内の地点を「ジャカルタ及び（又は）デンパサール」と特定していたものを「インドネシア内の地点」とするとともに、インドネシアの指定航空企業が運営する路線について、日本国内の地点を「東京及び（又は）大阪」と特定していたものを「日本国内の地点」とすること等を目的としたものです。
　本付表の改正により、日本及びインドネシア双方の乗り入れ地点に関する協定上の制限が撤廃され、両国間における航空自由化が進展することが期待されます。

８．眞知子・クスナエニ氏に対する勲記・勲章伝達式
　平成２２年春の叙勲に際し、約３０年にわたり、インドネシア公共ラジオ放送局（ＲＲＩ）海外報道部日本語課元番組制作担当として、日本・インドネシア間の相互理解の促進に寄与した功績により旭日単光章を授与された眞知子・クスナエニ氏に対する勲記・勲章伝達式が１０月１３日（水）、大使公邸にて開催されました。
　当日は、平成１４年に旭日中綬章を授与されたクスナエニ・サストラスさんや親しい友人らも出席され、同氏の長年の活躍について話しました。

９．ジャカルタ日本祭り終わる
　９月２５日（土）から始まった「ジャカルタ日本祭り２０１０」は、１０月３日（日）のモナスでのフィナーレで最高潮を迎えました。フィナーレ当日はあいにくの大雨にもかかわらず約２万人の観客がモナスを訪れ、それぞれのブースでの買い物や日本食の試食、ステージで行われる踊りやドラえもんショー、３Ｒキャンペーン等さまざまな行事を鑑賞・参加して楽しみました。

１０．「第３７回東南アジア青年の船」事業の開始
　「第３７回東南アジア青年の船」事業当地参加者（ナショナル・リーダー１名を加えた２８名）は、２４日（日）、日本に向けて当地を出発しました。
　同事業は、「ふじ丸」において約１．５ヶ月間（１０月２５日から１２月１６日までの５３日間）に亘って実施されます。参加者は１０月２５日に日本へ集合し、１１月４日に横浜港を出航。ポートクラン（マレーシア）、バンコク（タイ）、ジャカルタ（インドネシア）、シンガポール、ホーチミン(ベトナム)の順で訪問した後、東京（日本）へ帰航する予定です。ジャカルタへの寄港は、１１月２５日～２８日を予定しています。

１１．京都府ジョグジャカルタ特別州友好提携２５周年記念及び「ジョグジャ・ジャパン・ウィーク」
　１０月２０日（水）から２４日（日）にかけて、ジョグジャカルタにて京都府とジョグジャカルタ特別州の友好提携２５周年を祝う行事と日本文化を紹介する「ジョグジャ・ジャパン・ウィーク」が開催されました。この機に州立図書館に京都・日本に関する書籍を並べた「京都書籍コーナー」が開設され、広くジョグジャカルタの市民に日本文化の目に触れることが期待されます。
　ジョグジャ・ジャパン・ウィークの一連の行事へは、大使館からも日本アニメの上映会、日本学生支援機構と協力して留学説明会を実施するなどの参加をしました。

１２．１１月文化事業（国際交流基金ジャカルタ日本文化センター催事）
　１１月に予定されている国際交流基金事業は、こちらをご覧下さい。
http://www.id.emb-japan.go.jp/jf/1011.html

１３．１１月のインドネシア国内総領事館の行事について
１１月にインドネシア国内総領事館で予定している行事は以下のとおりです。
（１）東カリマンタン日本文化祭
　　　日時：１１月２０日・２１日　８時～１６時頃まで
　　　場所：SMA Negeri 3 Balikpapan
　　　　　　　Jl.Wolter Monginsidi No.40 Rt.32 Balikpapan, Kalimantan Timur
　　　入場無料

（２）日本文化祭
　　　日時：１１月４日～６日
　　　　　（詳細はこちらをご覧下さい。http://www.id.emb-japan.go.jp/acara2.pdf）
　　　場所：Fakultas Sastra USU
　　　　　　　Jl. Universitas No 19, Medan
　　　入場無料

（関連リンク）
・外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
・在インドネシア大使館ホームページ
http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
・ジャパン・ブリーフ
（日本の政治、経済、ビジネス、外交、文化、社会、科学技術に関するニュース、時事問題について、主要紙の論調を中心にコンパクトにまとめて解説しています。）
http://fpcj.jp/modules/news8/index.php?&ml_lang=ja


＊＊＊メールによるお知らせは以上です。
インドネシア情報収集の際などにご利用くださいね。

在デンパサール日本国総領事館
住所：Jl. Raya Puputan No.170　Renon, Denpasar, Bali Indonesia
電話：0361-227-628
FAX ：0361-265-066
e-mail:denpasar@mofa.go.jp
オフィスアワー　：　8:30～12:00、12:30～16:00
土、日、休祭日は休館

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