昨日はクルンクンに行きました。
　最近、クルンクンでは、軽く食べ物が食べられるお店が、とても増えているように見えます。少し前までは、せっかくクルンクンまで来たから、何か食べたいな～と思っても、ぐるぐる廻ってお店を探しているうちに、いつの間にか、クルンクンの街を通り越してしまって（笑）、結局素通り、ということが多かったです。夜でしたら、センゴル（Senggol　ナイトマーケット）も開いていますが、いつも夜にクルンクンを通るとは限りません。

　近頃は、こんなお店も目に付くようになってきました。

　「バクソ・ソロ　Bakso Solo」というバクソ屋さんです。

　バクソ・ソロ、ということは、ソロ（Solo　ジャワ島中部の古都）風のバクソなのでしょうか。バリ島やインドネシアでは、地方の名前をつけた食べ物やお店の名前が多いですね。

　例えば、ヤギ肉のサテのお店が多いのは「サテ・マドゥラ（Sate Madura　スラバラの北にある島の名前）」。ワルン・ジャワ（Warung Jawa）に入るのは、クトゥンバル（Ketembar　コリアンダー）や胡椒などのスパイスを使ったジャワ風の味付けの料理が食べたくなった時。ナシ・チャンプル・バニュワンギ（Nasi Campur Banyuwangi　バニュワンギはジャワ島の東端の港町）は、私も、ちょっと違いがわかりません！　その他には、アヤム・タリワン（Ayam Taliwan)、すでに有名なワルン・パダン（Warung Padan）などなど、まだまだいっぱいありますね。バリ島の母の味、サンバル・マター（Sambal Matah）やウラブ（Urab）は、バリ島外では、バリ島料理として受け入れられているようです。

　とりあえず、お店の名前をみて、食べ物の味付けを思い浮かべたり、もしかしてご主人の出身地なのかな、と想像してみるのも楽しいですね。

　今日の注文は、バクソ・アヤム(Bakso Ayam）とミー・アヤム（Mie Ayam）と、エス・テレール（Es Teler）を二つです。

　麺もたっぷり入ったバクソは、さっぱり味のスープに、自分で好きなだけケチャップ・マニス（Kecap Manis）やソース・トマト（Saos Tomat）、チャベ（Cabe　唐辛子の調味料）、チュカ（Cuka　酢）などを加えていただきます。

　自分で調味料を足すのが、初めて、という方は、はじめにスープをちょっと味見してみて、塩加減を確認し、ケチャップ・マニスをスプーンに２杯、ソース・トマトをスプーンに1杯半くらいで、もう一度味見してみましょう。
　辛いのが好きな方は、チャベを入れますが、いきなりドンと入れると、火を噴くことになりますね。バクソ屋さんのチャベは、純粋にチャベをすりつぶしたものですので、当たり前ですが、サンバル以上に辛いです。
　お酢は、お好みでバクソに入れても、ミーに使ってもよいですが、使わない人も多いです。スープが塩辛すぎるかなと感じた時に、ちょっと入れると味が変わって食べられると思います。食欲が出ないときや、大盛で食べきれない時、途中で味に飽きた時など、酸味があると俄然、食べやすくなりますね。

　ミー・アヤムの方は、麺の上に乗せられた鶏そぼろには、お野菜(多分若いパパイヤ）のみじん切りも一緒に煮込まれていて、飽きない味です。青菜や麺もたっぷり盛られています。
　エス・テレールは、エス・チャンプル(カキ氷）、エス・ブア（果物が多く入ったカキ氷）とほぼ同じですが、果物やアガール・アガール（Agar agar　寒天、ゼリー）などが、小さく食べやすく切られています。コンデンスミルクたっぷり。

　オープンしてから、1年くらいになると思いますが、今では、満席の時もあったりして、大繁盛のようです。このときのお値段は、主人と二人、先ほどの注文で、17,000ルピアだったと思います。
　若い男性数名が、大鍋の前で汗をかきかき、お店を切り盛りしていますが、ソロのご出身かどうかは聞きそびれました。

　クルンクンの中心地、ケルタゴサのロータリーを南へ向かうと、右側（西側）にお店はあります。
　朝9時から夜の9時過ぎくらいまで、毎日オープンしているそうですので、クルンクンを通った時、ちょうどバクソが食べたくなったら（なるかな？）、どうぞお試し下さいね。
　バクソは、バクソ・サピ（Bakso Sapi）もありますよ。たっぷりと、スジ肉が入った味です。

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