今日は月曜日。バリ島の小学校では、毎週月曜日の朝、ウパチャラ・ブンデラ（Upacara Bendera）を行います。全校生徒が集合、整列して、国旗の掲揚を行います。
　そのため、月曜日は、帽子やネクタイも身につけて、特に身だしなみにも気をつけます。

　小学校4年生になったナミちゃんは、朝の支度は、すでに全部自分で行います。身支度をして、教科書とおこづかいの準備をして、時によっては、パンなどの朝食も自分で用意して、朝7時の閉門に間に合うように、6時半には学校へ向かいます。

　昨日は、シドゥメン村の手作りセメントタイルの工房、サドゥス・タイル（Sadus Tile）のお家の次女、ドゥイ（Ｄｗｉ)ちゃんの8歳のお誕生日のパーティーに招かれたナミちゃん。
　感想は？と聞いてみると、「色んな国の子が来てたよ。女の子といっぱい遊べて楽しかった。」と、満面の笑顔で答えてくれました。。。小さい頃から、年上の女の子と遊ぶのが好きだったようですが、素直な感想に母としては、苦笑いです。

　彼は、昨日のことがよほど楽しかったのか、今朝も鼻歌まじりに学校の支度をしていましたが、その支度のようすを見ていると、学校で使うものの他に、モンスターが描かれたカードのようなものも準備しています。
　そんなもの学校へ持っていってどうするのか、と聞いてみると、学校が終わった後、お友達に販売するのだそうです。

　将来の夢は、経営者、というナミちゃん。12枚1000ルピアで仕入れたカードを、10枚ずつにまとめて売っているのだそうで、「もうけは2枚！」と張り切っていました。
　シドゥメン村の市場周辺やクルンクンなどに行くたびに、貯めたお小遣いの中からカードを仕入れて、人気のあるカード、希少なカードなどと、集まりやすいカードを分別して、10枚組にして、同じようにカードを集めているお友達と交換したり、取引をしながら、販売もしているようです。
　
　先日は、お友達に、収穫した若いジャンブー・ビジ（Jambu Biji グヮバ）の実の買い手を探してくれるように頼まれたナミちゃん。そんな時は、学校の売店に頼んでみたりと、すでになかなかの商売上手です。
　ナミちゃんやお友達を見ていると、少ないお小遣いの中で、それぞれがやりくりしたり、助け合ったりする他に、砂やレンガ運び、農家仕事のお手伝いなどの仕事を探してきては、収入を増やす努力をしたりして、その勇気と気力を目にすると、「子供なのになんて事を、、」というよりも、「えらいなあ」という気持ちになります。
　子供ならではの失敗もあるでしょうが、それも経験のうち。
　
　「古いのは、セロテープを貼って直すんだよ。古くても人気のあるカードがあるんだよ。これは絶対売れるよ～」と朝から絶好調のナミちゃん。
　学生の本分、勉強はどうした！と、聞こうと思いましたが、私が口を開く前に「行ってきま～す！」と出かけてしまいました。
　勉強も頑張ってね。。。

シドゥメン村の手作りセメントタイル
サドゥス・セメント・タイル　Sadus Cement Tile

ナミちゃんやお友達から、教えられることもいっぱい
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