インドネシアの8月といえば、独立記念日とそれにまつわる行事など、と、前日の記事でも、シドゥメン村の行進競技の模様をお知らせさせて頂きましたが、この日、12日は、シドゥメン村のマメッド広場（Lapangan Mamed）にて、村の小学校対抗、ロンバ・ラリ・カルン（Lomba Lari karung）とタリック・タンバン（Tarik Tambang）が行われました。

　他の地域などでは、これらの他にも、色々な競技があったと思いますが、シドゥメン村はいたってシンプル、午前中から行われる、ということでしたので、早速見学に参りましょう。

　シドゥメン村市場から、北へ、スラット（Selat）やイサー（Iseh）方面へ向った場所に、広場がありますが、広場入り口、周辺には、既にたくさんの人々が集まっており、また、トラックなども渋滞しておりましたので、私と主人は、裏道を使いました。
　この道は、ドゥクー（Dukuh）地区に続く、車の入れない道ですが、こうやって写真右の崖を登ると、

広場に到着します。

　写真では、少々見えにくいですが、アグン山と日差しの美しい朝でした。

　人だかりの方へ近づいてみると、子供たちの脱いだ靴の山が、あちらこちらにあります。

　広場横の道路沿いにも、見物の人々がたくさん集まっていました。私も早速、歓声の上がっている人だかりの中をのぞいて見ます。

　麻袋に両足を入れた子供たちが、ジャンプしたり、走ったりしながら競争しています。
　これがロンバ（Lomba　競争）・ラリ（Lari　走る）・カルン（Karung　袋）です。
　足が自由にならないので、転んだり、もつれたり、小刻みに足を動かす様子が、袋越しに見えたりして、観客は応援したり、笑ったりと、大変楽しそうな競技です。

　もう一つ、人々の集まっている場所を覗いてみますと、ちょうど審判の先生が、中央の部分で、縄を踏んでいました。

　そうです。こちらでは、タリック（Tarik　引く）・タンバン（Tambang　大綱）、綱引きを行っています。
　写真はトラガタワン（Telaga Tawang）という地区の小学校。なかなか力強い引きでした。

　ナミちゃんの通っているシドゥメン第4小学校は、既にトーナメントの2回戦に入っており、写真は、勝負が始まるところ。周囲の父兄からの必勝アドバイスを聞いた後、スタートの合図を待っています。皆、真剣ですね。

　勝ちました！最後まであきらめず、タイミングをとりながら引いたこと、腰を下げて足でブレーキ、両足をそろえるな！という主人のアドバイスも役に立ったようです。
　体育担当のデワ先生も大喜び。身体は小さいけれど、タボラの子供たちは、チームワークがしっかりまとまっているようですね。

　この後、私は家へ戻ってしまいましたが、ナミちゃんの学校は、準々決勝で負けてしまったそうです。子供たちによると、「だって相手はみんな大きいんだもん」ということでした。皆も、たくさん食べて大きくなるのですよ。来年は何処まで勝ち抜けるか楽しみですね。

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今年もロンバ・グラッ・ジャラン（Lomba Gerak Jalan）の日がやって参りました。
独立記念日が近づくと　ロンバ・グラッ・ジャラン（Lomba Gerak jalan）

インドネシア独立記念日前夜
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